物価の高騰が食卓を直撃するなか、鮮度の高い魚が安く手に入ると今話題の人気鮮魚店。ただでさえスーパーなどの小売店より1、2割安いのですが…。
さらにお得に買い物できる方法を、店長から“こっそり”伝授。料理が苦手という人も必見!物価高騰に負けない、「賢い買い物術」を徹底調査しました。
■鮮魚の対面販売 “無料”で魚を加工
角上魚類で最も多くの売り上げを叩き出しているのが、新鮮な魚介類が並ぶ、鮮魚の対面販売コーナーです。
加工の手間賃がかかっていない分、価格が低く抑えられ、スーパーなどの一般的な小売の相場よりも、1割から2割ほど安くなっているといいます。
客:「タイを刺し身用で頭を持って帰ります」
店員「頭と骨お持ち帰りですね」
調理がしやすいよう無料で魚をさばいてもらえるとあって、素人には手が出しづらい、こんな魚もあります。
客:「アナゴは孫が好きなので、アナゴ寿司に」
尾頭付きで持ち帰れば、料理の種類が増え、食卓が一層華やかになります。
■“お得タイム”1つ目…お昼の“新潟直送便”
さらに、仕入れから販売のすべてを知り尽くす、久保田俊司店長が今回、特別に教えてくれたその“極意”が…。
角上魚類日野店・久保田店長:「うちには3つの“お得タイム”がございまして。まずはお昼前後」
お得タイム1つ目のサインが…。午前11時半前なのですが、トラックが到着しました。
久保田店長:「これは新潟直送の便になります」
豊洲のほか、新潟の市場からも多くの魚を仕入れている角上魚類では、その日の朝、新潟で仕入れたものをトラックで各店舗へと運ぶため、到着が昼の12時ごろに。
ベニズワイガニやアマエビなど、鮮度が高くリーズナブルな商品が加わり、お買い得品の選択肢が増えるのです。
久保田店長:「日本海の魚がメインなので、それが届いた時が一番のねらい目」「(Q.昼すぎがお得って言っちゃっていいんですか?)ぜひお昼に来てください」
■“お得タイム”2つ目…午後1時の“さばきたて刺し身”
続く、2つ目のお得タイムが…。
久保田店長:「午後1時ですね。鮮度が良いうちにさばいていくので」
様々な種類の刺し身が次々と用意され、料理が苦手な人でも、用途に合わせて選び放題になります!
■お買い得の理由は“原価率”…8割前後も
数ある商品の中で最もお買い得なものとは一体?
久保田店長:「原価率が2番目に高いのが、こちらの銀鮭になります」
開店直後から争奪戦になっていた、冷凍の銀鮭。原価が高いにも関わらず、ギリギリまで価格を下げていました。
久保田店長:「スーパーには絶対にない厚さもキープしたまま価格を抑えたまま、当店(売り上げ)ナンバーワンです」「(Q.原価率が高いのに売上ナンバー1ってどうなんですか?)ちょっと、ちょっと…心苦しいところはあります」
そして、最も原価率が高いお買い得商品が…。
久保田店長:「こちらの北海道産のイクラになります。(原価率が)8割前後はいってしまいます」
サケの不漁で高騰が続くなかにあっても、最上級の物をできる限りの低価格で販売しています。
お買い得の理由は、原価率以外にもありました。
久保田店長:「本マグロの中トロだけは特別価格になっています。基本的には柵の方がお得になっているんですけど、(1切れ)13~14グラムで計量して切っていますので、このスライスの方がお得になっています」
柵は1パックおよそ2400円。一方、刺し身は1パック1200円のため、同じ値段で2パック買えちゃいます!
さらに、重量で見ると柵は180グラムですが…、刺し身は260グラムと大きな差があります。
久保田店長:「柵ですと(身の)良い部分を販売しているんですけど、尻尾の部分は刺し身の方で切って盛り合わせに。味はおいしいままなので問題ないです」
■お得ポイントは陳列棚? 質・価格◎
「マグロ」「イクラ」そして「銀鮭」。実は、この3つに共通する、あるお得ポイントがありました!
3つの商品が並んでいたのはどれも、陳列棚の端にあたる部分。一体なぜなのでしょうか?
久保田店長:「単純に売れる数がすごいので、客がすごく集まるんです。なので、(客が)角に立てるように展開しています」
1方向だけでなく2方向から、商品を手に取れる角に陳列している商品こそ、質・価格ともに優れた商品ということになるのです。
さらに、鮮魚の対面販売にも、お得コーナーがありました!
久保田店長:「右から2番目の場所ですね。こちらがまず一番になっておりまして」
最も客の目につきやすい場所と考えられているのが、カウンターに向かって右から2番目の列。
目利きのバイヤーが買い付けた、その日の一押しが日替わりでこの場所に。
■“お得タイム”3つ目…夕方の“出来立て商品”
いよいよ3つ目の“お得タイム”が…。
店内アナウンス:「ただ今の時間から夕方の出来立て販売、各コーナーで販売中です」
久保田店長:「平日限定ではあるんですが、夕方の出来立て商品を販売していますので、狙い目になっています」
夕方の買い物客が増える時間に合わせて、寿司や惣菜などが次々と店頭に並びます。
中には、原価率がなんと8割を超える超お買い得な商品もあります。
■原価率8割超え!厚みのある銀鮭使用…「銀鮭塩焼き弁当」
そこで、総菜部門で原価率が高いトップ3を一挙公開!
第3位は「海鮮天丼」。一日に670食も売れる一番人気の丼ぶりです。
第2位は、“白身のトロ”ともいわれる、銀ダラを使った「銀ダラ西京焼き弁当」。
そして、総菜部門で最も原価が高い第1位が…。
久保田店長:「こちらの銀鮭弁当が一番原価率が高くなっています」
大きく厚みのある銀鮭を使った「銀鮭塩焼き弁当」。その原価率は驚異の8割超え!
久保田店長:「(Q.こればっかり買われてしまうとどうですか?)正直ちょっと辛いところはあります。他の商品も買っていただければ」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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