「食べるのが怖い」「人と接する機会なく閉じこもっていった」今増える若者の『摂食障害』小中学生2倍以上に…体が小さい子どもは早期発見がカギ(2022年9月15日)

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コロナ禍で増加する子どもや若者の『摂食障害』。必要な食事を食べられなかったり、食べ過ぎてしまったり、飲み込んだ食べ物を意図的に吐いてしまったり、様々な症状があります。今回、取材班はささいなことがきっかけで摂食障害になり現在も“拒食”と“過食”に悩む大学生に話を聞くことができました。
 大阪府池田市に住む平田京妃さん(19)。今年春、大阪府内の大学に通うため1人暮らしを始めました。一見、普通の大学生ですが、平田さんは摂食障害で拒食と過食を繰り返しています。好きなものは食べられず、肉や炭水化物を食べることに怖さを感じます。
 摂食障害は拒食や過食というように食事をコントロールできず心や体に影響が出る病気です。年間22万人の患者が医療機関を受診しているとされていますが、特効薬はなく、平田さんはカウンセリングなどの心理療法を受けながら、もう4年この病気と闘っています。
 
 2020年度のコロナ禍で0歳~19歳までの「神経性やせ症(拒食症)」の患者が、初診外来は前年度比の約1.6倍、新規入院は前年度比の約1.4倍に増えているという国立成育医療研究センターの調査結果が去年発表されました。また中でも小中学生の摂食障害の患者数(2020年の初診)は前年比の2倍以上になったという結果も出ています(獨協医科大学埼玉医療センター子どものこころ診療センターより)。
(2022年9月15日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『特集』より)

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