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ビジョンを描くコツとは?メンバーの全力を引き出す最短ルートをご紹介!

COACHIG DOJO編集部
2021.03.31 / 22 min read

この記事の監修者
濱崎 翔吾(銀座コーチングスクール認定コーチ)

東京大学経済学部経営学科在学中。大学では、心理学や心理療法、チームビルディングなどについて学ぶ。スタートアップ数社でのインターン経験、Youtubeでの情報発信経験を経て、ステラー株式会社にジョイン。現在はコーチングを通して多くのクライアントの目標達成を支援している。

コーチングの真価をわかりやすく伝え、みなさんのコーチングとの”出会いの場”を創出いたします。

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会社を成長させたり、個人の人生を前に進めるために不可欠だといわれる「ビジョン」。

「ビジョンの意味が曖昧で理解できていないし、そもそも本当に必要なのか?」

「ビジョンを描くのが苦手」「ビジョンを本当に効果的に使うためのポイントは?」のように思う方もいらっしゃるのでは。

そこで今回は、ビジョンの意味やメリット・会社や個人のビジョンの描き方などを網羅的にご紹介します。ビジョンを作る上での細かい注意点や、作ったビジョンを共有する方法もご紹介するので、メンバー皆が共感でき、全力でがんばれるようなビジョンを浸透させることができるでしょう。

明確なビジョンを描いて、全力で前進しましょう!

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コーチングの意味についてさらに詳しく学びたい方は、「これだけ読めば分かる!コーチングの意味をメリット・種類・スキルから解説」の記事を参考にしてください。

「ビジョン」とは

それではまず、「ビジョン」という言葉が曖昧でよく理解できていないという方に向けて、ビジョンの意味についてご説明します。

ビジョンとは

ビジョンという言葉をなんとなく「未来のもの」と理解している方もいらっしゃると思いますが、ビジョンという言葉はどのように定義されているのでしょうか。

将来のある時点でどのような発展を遂げていたか、成長していたいかなどの構想未来像

コトバンクより引用

ビジョンとは「実現したい未来」。言うなれば、企業のみんなが共通で認識する「行き先」です。

VISIONSより引用

このようにビジョンの定義にもさまざまなものがありますが、本記事では「実現したい未来」という定義を用いて説明していきます。

「会社を将来こうしたい」「こんな人生を送りたい」「こんな将来にしたい」のような実現したい未来が、ビジョンなのです。

ビジョンと目標の違い

「ビジョンと目標の違いは何か」といった疑問を抱かれている方もいらっしゃると思います。ビジョンは「実現したい未来」という意味でしたが、一方の目標も似たような意味にも思えますよね。目標とはどういう意味なのでしょうか。

目じるし。「目的地に達する道筋にこれと言って―になるものがない」。転じて、射撃・視線・行動などの対象となる、めあて。ねらい。まと。 

Oxford Languagesより引用

目標とは、ビジョンという目的地に達するために設定する、中間地点のようなものなのです。壮大なビジョンを描いたら、現代地点からそこに至るまでの間にたくさんの目標を設定します。より具体的で時間的にも近い目標を目指して進んでいくことで、結果的により遠くにあるビジョンにも近づくことができるのです。

一般的には、売上や利益を目標とし、ビジョンにどれだけ近づいているのかを定量的に測ります。

ビジョンとミッションの違い

「ミッション(Mission)」は、「使命」や「任務」といった意味をもつ言葉です。企業におけるミッションは、「企業が果たすべき使命」という意味を持ちます。

企業にとってのミッションは、その事業を通して何を成し遂げたいのか、社会に対してどういった価値を提供するのかを示すものです。自社が利益を得るためだけに事業を行うのではなく、社会にとっての存在意義を示すのがミッションとなります 

日本人事経営研究室より引用

ビジネスとは「価値を提供すること」から、当然何をやっても良いというわけではありません。そこで、「ミッション」が社会における企業の存在意義を示し、どういう形で社会に貢献するかを伝えるものになるのです。

もう少し具体的にいうと、「なぜ」「誰に」「どのような」価値提供をしたいのかを明らかにするものだといえます。

ミッションは企業が日々果たしている使命なので、「ミッション」を遂行し続けた結果が、「ビジョン」をつくるという関係で捉えても良いでしょう。

ビジョンと企業理念の違い

企業理念は、企業の在り方や大事な価値観・目的などを示すものです。一般的には企業の経営者や創業者によって定められ、ビジョンやミッションを包括した意味で使われている場合もあります。

ただし、ミッションと企業理念を同一のものとして扱っている企業もあるため、一概には言えません。この企業における「企業理念」は企業にとって大事な価値観を表しているんだな、といったように読み解けるようになると良いですね。

ビジョンを描く3つのメリット

「ビジョンは必要なのだろうか?」という疑問がある方もいらっしゃるとおもいます。一体、「実現したい未来」であるビジョンを描くことにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

次に、企業において「ビジョンを描く3つのメリット」について説明したいと思います。

  • 全員の行き先が共有される
  • 日々の意思決定の軸ができる
  • リーダーの中央管理から脱却できる

全員の行き先が共有される

ビジョンを描くメリットの1つ目が、「全員の行き先が共有される」ことです。組織やチームにとって「行き先」や「目的地」が明らかであることは非常に重要です。

それぞれのメンバーが別々の行き先を頭に思い浮かべながら行動していると、いつか空中分解してしまうでしょう。また、行き先を思い浮かべていないメンバーがいても、組織の生産性や幸福度が低下します。

一方で全員が同じ行き先・ゴールを思い描くことができていれば、それに向かう行動やアプローチは自ずと定まり、モチベーションも高まっていきます。

日々の意思決定の軸ができる

ビジョンを描くメリットの2つ目が、「日々の意思決定の軸ができる」ことです。日々の業務や会社の方向性を決める大きな意思決定の場面まで、ビジネスは意思決定の連続です。ビジョンがなければ、そうした意思決定の度に大きな負荷がかかり、また誤った方向へと進み始めてしまう可能性も高まります。意思決定において最も重要なことは、「何を軸に判断するか」を明確に決めておくことなのです。

「実現したい未来」であるビジョンが明確に描かれていることで、「未来から逆算すると、こちらの選択肢を選ぶべきだ」というように意思決定がクリアになります。

リーダーの中央管理から脱却できる

ビジョンを描くメリットの3つ目が、「リーダーの中央管理から脱却できる」ことです。

日々の意思決定の軸が明確になるのは、経営者だけではありません。ビジョンをしっかりと理解すると、企業における全メンバーが、日々の意思決定の精度を高めることができます。それにより、社員が自律的に考えるようになり、リーダーがこれまで投じてきたマネジメントコストを削減することができるのです。

「リーダーたるもの、圧倒的なカリスマ性をもって先頭を走っていなければならない」というリーダー像は古くなりつつあり、一方で今は「ビジョンを描くこと」がリーダーの大きな役割になりつつあります。

『最高のリーダーは何もしない――内向型人間が最強のチームをつくる!』の著者である藤沢久美氏は、以下のようにかたっています。

著者によれば、今はいいリーダーほど現場に任せ、ああしろこうしろと細かく指示を出さない。「ありがとう。みんなのおかげだよ」とおもに感謝を述べているので、何もしていないように見える。

「何をしているかというと、頭の中でビジョンをつくっています。ビジョンとは『その会社で実現したいこと』であり、『働く目的』。ビジョンさえ明確であれば、社員をわざわざ動かさずとも、自発的に動いてくれるようになる」 

PRESIDENT Online より引用

マネジメントにコストをかけることなく、むしろビジョンの策定や働く目的を明確にして、社員が働ける環境を整備することこそ、これからのリーダーに求められている役割なのです。

会社のビジョンの描き方

それではどのような手順で、どのような点に注意しつつ、会社のビジョンを描けば良いのでしょうか。

次に、会社のビジョンの描き方についてご説明します。

ビジョンを描く上では、以下のような手順で進めるのが良いでしょう。

  1. ビジョンを描くためのチームを作る
  2. ビジョンの探索をする
  3. ビジョンを創出する
  4. ビジョンを言語化する

ビジョンを描くためのチームを作る

ビジョンを描く上での1つ目のステップは、「ビジョンを描くためのチームを作る」ことです。

ビジョンのメリットで「全員の行き先が共有される」というものをあげましたが、メンバーが「行きたい」「目指したい」と思えることが前提になります。メンバーの納得感を高めることができれば、ビジョンは全員が目指したいと思える行き先になり、会社にとって意味のあるものになるでしょう。

メンバーの納得感を高める方法の1つが、ビジョンを描くためのチームを作り、話し合いをもってビジョンを定めることです。これにより「自分が関わったビジョン」にすることができ、「上からトップダウンで押し付けられた目的地」という認識にすることを防ぐことができます。

企業の規模が大きければ、社内のさまざまな部門からチームメンバーを集め、プロジェクト方式で進めていくのが良いでしょう。自社の理念や文化をよく理解している人材を含めることも非常に重要です。

ビジョンの探索をする

ビジョンを描く上での2つ目のステップは、「ビジョンの探索をする」ことです。

「ビジョンの探索」は、すでに社内にあるビジョンの元や、社外の環境を調べて、状況を把握することです。ビジョンという完成物を作るための、材料集めだとイメージしてみても良いでしょう。

自社の歴史やカルチャーを振り返ってみましょう。以下のような観点から、社内外の人物へのインタビューやアンケートを実施します。

  • 自社は誰がどのような目的・思いをもって創業したのか
  • メンバーが思う、自社の良さは何か
  • メンバーが思う、自社の課題は何か
  • メンバーが入社した動機は何か
  • 自社のサービス・製品がどのような価値を提供してきたか
  • 自社に特徴的なカルチャーは何か

ビジョンを創出する

ビジョンを描く上での3つ目のステップは、「ビジョンを創出する」ことです。

先ほどの「ビジョンの探索をする」ステップで材料は集まりましたので、ここから実際にビジョンを創り上げていきます。

インタビューやアンケートを通じて、様々な「キーワード」が得られることと思いますが、これらのキーワードを意味が近いものどうしでマッピングしていきましょう。マインドマップや、壁に付箋を貼るといった方法が考えられます。

次に、完成したマッピングを俯瞰して、似た意味の言葉をグルーピングしていきましょう。意味が似たキーワード群は1つの言葉にまとめていき、不要なキーワードは取り除いていくことで、自社にとって本当にコアとなるキーワードが浮かび上がっていくはずです。

ビジョンを言語化する

ビジョンを描く上での最後のステップは、「ビジョンを言語化する」ことです。

マッピングとグルーピングをとおして選ばれた主要なキーワードを入れつつ、ビジョンを作っていきます。

ビジョンを言語化する上での注意点は、「なるべくシンプルでわかりやすい表現をすること」と「魅力的なもの」にすることです。

「探索」で得られた「思い」や提供価値を入れることも重要ですが、そもそものビジョンの目的は「メンバーに共通の行き先を示す」ことです。したがって、メンバーが見たときに「わかりやすくて覚えやすい」「魅力的だ」と感じてもらうことがさらに重要です。

あれもこれも詰め込みすぎず、主要なキーワードから「一番大切にしたいことは何か」を問いながら言語化していきましょう。

ビジョンを共有する際のポイント

ビジョンは描いただけでは終わりではありません。メンバーが「実現したい未来」として認識できるように、描いたビジョンを浸透させていく必要があります。

そこで次に、ビジョンを社内・メンバーに共有していく上でのポイントをご紹介します。

  • ビジョンの背景やイメージを説明する
  • ビジョンを軸に判断する練習の場を作る
  • ビジョンの体現に報いる仕組みを作る

ビジョンの背景やイメージを説明する

ビジョンを共有する際の1つ目のポイントは、「ビジョンの背景やイメージを説明する」ことです。

まずは、ビジョンの内容や言葉の意味をメンバーが理解することが最初の課題です。「なぜこのビジョンになったのだろう」「結局どこを目指している?」といった疑問を抱えたままでは、ビジョンは効果的に機能しません。

ビジョンを描く上で背景となった「創業の思い」や「自社の強み」「入社の動機」「サービスの提供価値」を紐付けつつ、どうしてそのビジョンになったのかをしっかりと説明することが大切です。

また、描かれたビジョンが実現したときのイメージができるよう、ビジョンの言葉に含まれたイメージも共有しましょう。

ビジョンを軸に判断する練習の場を作る

ビジョンを共有する際の2つ目のポイントは、「ビジョンを軸に判断する練習の場を作る」ことです。

メンバーがビジョンの背景やイメージを理解できたとしても、日々思い出したり使ったりする機会がなければ、ビジョンは形骸化してしまいます。「日々の意思決定の軸ができる」という目的を達成するためにも、最初は「ビジョンを軸に判断する練習」が必要です。

例えば、定期的に社内ディスカッションの場を設けることが考えられます。メンバー一人一人に意思決定とその根拠を話してもらうことで、メンバーは自分の言葉でビジョンを理解することができます。ビジョンを自分なりに言語化し、意思決定の練習をするという2つのアウトプットにより、ビジョンがより一層腹落ちするでしょう

ビジョンの体現に報いる仕組みを作る

ビジョンを共有する際の3つ目のポイントは、「ビジョンの体現に報いる仕組みを作る」ことです。

ビジョンの説明・練習を経て、メンバーはビジョンをより深いレベルで理解することができます。しかし、ビジョンが長期的に定着するためには、「ビジョンに沿って行動しよう」と思える報酬制度や仕組みを構築することが大切です。

例えば、最もビジョンを体現して行動できた社員を表彰することや、人事評価における項目をよりビジョンに沿ったものに修正しても良いでしょう。

個人のビジョンを描く際のポイント

企業と同様に、個人がビジョンを描くことで人生の目的地が定まり、日々の意思決定がクリアになります。

ここまで企業におけるビジョンの描き方や共有の仕方について解説してきましたが、次は個人がビジョンを描く際に役立つポイントをご紹介します。

人生の輪で考える

「自分の人生のビジョン」という壮大なテーマを考えると、「仕事も大事だし、人間関係も大事だし…」と進め方に困ってしまう方もいらっしゃるとおもいます。

そこで人生のビジョンをより立てやすくするフレームワークとして、「人生の輪」が役立つでしょう。

人生の輪とは、自分の現状を以下の8つの領域に分けて分析できる、コーチングでよく使われるツールのひとつです。

  • 仕事・キャリア
  • お金・経済
  • 健康
  • 家族・パートナー・恋人
  • 人間関係・友人・知人
  • 学び・自己啓発
  • 遊び・余暇
  • 物理的環境(家・持ち物)

自己実現ラボ より引用

ビジョンを描く上では、これらの8領域に分けてビジョンを考えると進めやすいでしょう。それぞれの項目に対して、理想の状態を考えてみてください。8つが多いと感じられる方は、8つの中から自分にとって特に重要だと思えるものに絞っても良いでしょう。

キャリアビジョンの描き方

個人の人生の中でも、「仕事・キャリア」に重きを置いている方もいらっしゃると思います。また、転職の面接などで「キャリアビジョン」を聞かれ、自分のキャリアビジョンを描く必要性を感じている方もいらっしゃるのでは。

そこで次に、キャリアビジョンの描き方をご紹介します。

進め方の基本は、会社におけるビジョンの描き方と似ています。まずは自分の現在の立ち位置や、過去のキャリアを整理してみましょう。

  • これまでどんな仕事をしてきたのか
  • なぜその仕事をしたいと思ったのか
  • 今までの仕事で、特にワクワクしたのはいつか
  • 今までの仕事で、特に辛かったのはいつか
  • 自分の強みは何か
  • 自分の弱みは何か
  • 自分が興味ある分野は何か
  • どんなキーワードに食いついてしまうか
  • 関わった人にどんな影響を与えたいか
  • 人生をかけて、どんなおせっかいをしていきたいのか
  • あなたが人生で大事にしたいことは

こうした問いから気になったものを選んで、紙に書き出してみましょう。

自分の強みや弱みは、あなた自身が大事にしたい価値観と関係している場合が少なくありません。例えば、あなた自身の強みが「人を笑わせること」で、あなたが大事にしたい価値観が「他者をポジティブにする存在でいること」のような場合です。

問いから浮かんできた「笑い」「ポジティブ」といったキーワードをマッピングして、意味が似ているものどうしでグルーピングしてみましょう。

主要なキーワードが決まったら、あなた自身が最もワクワクして、なおかつ具体的にイメージできるようなビジョンに言語化しましょう。

ビジョンに関するおすすめの書籍

それでは最後に、ビジョンについて学べるおすすめの書籍を2冊ご紹介します。

THE VISION あの企業が世界で成長を遂げる理由

ブランドコンサルタントの江上隆夫氏が書かれた本書は、企業におけるビジョンの作り方や、どんなビジョンが企業を成功に導くのかを紹介している書籍です。

SONYやAmazonといった企業が、いかにビジョンを成功に繋げたかが学べる良書です。

直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN

本書は、企業のみならず、個人の人生におけるビジョンをテーマに書かれています。

自分だけのビジョンを見つけ、これからの人生を自分らしく生きたいと思う方にオススメしたい書籍です。

まとめ:明確なビジョンを描いて、全力で前進しよう

いかがだったでしょうか。

企業においても個人の人生においても、「実現したい未来」であるビジョンを描くことは非常に大切です。特に企業においては、メンバーが納得して同じ方向を目指せるように、説明や仕組み化といった工夫が必須です。

メンバーや自分自身が全力で活動できるように、今後もビジョンを明確に描き続けましょう。

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