自己重要感を活かし、円滑な人間関係を築く4つのシンプルな方法 – コーチング道場(COACHING DOJO)

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COACHING DOJO編集部
2021.04.14 / 25 min read

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この記事の監修者
濱崎 翔吾(銀座コーチングスクール認定コーチ)

               

東京大学経済学部経営学科。心理学や心理療法、チームビルディングなどについて学ぶ。スタートアップ数社でのインターン経験、Youtubeでの情報発信経験を経て、ステラー株式会社にジョイン。現在はコーチングを通して多くのクライアントの目標達成を支援している。

コーチングの真価をわかりやすく伝え、みなさんのコーチングとの”出会いの場”を創出いたします。

仕事でもプライベートでも、人間関係の悩みはつきませんよね。

そんな悩みを解消するカギになるのが、「自己重要感」です。

自己重要感という言葉を知って、以下のような疑問が沸いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

・「自己重要感とはどういう意味?」・「自己肯定感との違いは?」・「自己重要感を高める方法は?」

・「相手の自己重要感を高める具体的な方法は?」

そこで今回は、自己重要感の意味をわかりやすく解説し、自他の自己重要感を満たす具体的な方法をご紹介します。

認定コーチ監修の下、自己重要感を満たすコミュニケーションの取り方を具体的にご紹介するので、あなたも人を動かし愛されるような人に一歩近づくことができるはずです。
自己重要感に対する理解を深め、ワンランク上のコミュケーションを取れるようになりましょう!

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コーチングの意味について詳しく学びたい方は、「これだけ読めば分かる!コーチングの意味をメリット・種類・スキルから解説」の記事を参考にしてください。

自己重要感とは何か?

Businessman and businesswoman look at important papers outside

はじめに「自己重要感」とは一体どういうものなのか、整理していきましょう。

「自己肯定感」との違いや使い分けを理解し、取り組むべきことを明確にしていきましょう。

自己重要感の意味

自己重要感には2つの意味があります。

使い方によって、意味はだいぶ違ってきてしまうので、それぞれ詳しくみていきましょう。

・自分の存在を自分自身で重要だと感じる感覚

まず1つ目の意味は、

・他人からの評価や判断に関係なく、自分の存在を重要だと感じること

です。

自分を重要だと感じる感覚を持つことが、難しいと感じる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
要因の1つとしては、私たちが長年受けてきた教育で、

・「1つの価値観を全員で共有することが正しい」

という考えが色濃く残っていることが考えられます。

言い換えると、自分自身の価値観や考えを強調することが出来ないということです。
自分の価値観と全体の流れがマッチしている時は、大きな支障はないと思います。

しかし、自分の価値観とは反対の方向に進んでしまった場合、自分という存在に価値を見出せなくなってしまう可能性があります。

違う価値や意見を持っていたとしても、自身で否定することなく、持っていても良いものであると感じることが大切になります。

・他人にとっても自分の存在が重要であると感じる感覚

2つ目は、他人にとっても自分の存在が重要であると感じる感覚です。

他人から自分は価値のある存在だと認めてもらいたいという心理は、誰もが少なからず持っているのではないでしょうか?

買い物や飲食店に行った時、店員さんに顔を覚えてもらっていたり、ちょっとしたおまけやサービスをしてもらえたりすると嬉しいですよね。
「このお店は自分のことを特別扱いしてくれる」と感じ、利用する頻度も増えていくと思います。

自分の存在が外の世界に認めてもらえていると感じることが、「自己重要感」を満たしているのです。

自己重要感と「自己肯定感」の違い

「自己肯定感」という言葉はだいぶ世に浸透してきたと思います。
言葉の意味について、完璧とはいかないまでも、なんとなくこんな感じでしょと掴んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

自己重要感について軽く触れたところで、自己肯定感との違いを明確にし、両者の関係性について理解を深めていきましょう。

・「自己肯定感」とは

自己肯定感とは、自分のすべての面を丸ごと肯定することができる感覚です。

「すべての面」とは当然良い面も、悪い面もさします。
悪い面については、今の状態からどうにかしようとするのではなく、現状をまず受け入れてあげることが最初のステップになります。

自己肯定感には他人との比較や、他人からの評価は基本的に影響しません。

ネガティブな面も含め、どんな立ち振る舞いをする自分にも価値が必ずあると考え、周囲のどんな影響も受けません。

・両者の違いは?

自己重要感と自己肯定感の最も異なる点は、判断のよりどころをどこにおいているかという点です。
自己肯定感は、自身の評価のみですので、良し悪しを判断する基準は「自分」以外にありません。

一方で、自己重要感は他人や外部環境を評価の基準にしているため、厳密に分けると自身の評価は含まれていません。

評価基準の場所が違うので、お互いの評価が一致しないことも当然起こり得ます。
たとえば、自分では「十分にやり通せることが出来た」と評価を下すことが出来ても、周囲からの評価は低くなってしまった。

逆に、周囲から高い評価を得たとしても、自身の評価を低くしてしまうケースもあるでしょう。
単純に自己重要感が高いことが自己肯定感の高さにつながるわけでないのです。

自己重要感とは、あくまで自己肯定感を構成する1つの要素でしかないと考えることが出来ます。

自己肯定感を構成している他の要素には、自己受容感や自己効力感、自己有用感などがあります。

自己重要感が高い人・低い人の特徴

天秤と人物

自己重要感は、程度によってどのような影響を我々に与えているのでしょうか。

高い場合、低い場合それぞれの特徴を見ていきましょう。

自己重要感が高い人の特徴

自己重要感が高い人には次のような特徴が見られます。

・成功するイメージを持って、積極的に新しいことにもチャレンジできる
・相手を尊重したコミュニケーションができる
・相手の長所を素直に認めることができる

中身について、1つずつ具体的に確認していきましょう。

・成功するイメージを持って、積極的に新しいことにもチャレンジできる

自分が重要な存在であるということが認識できている状態であれば、考えや振る舞いもポジティブなものになっていきます。

自己重要感が高い状態であれば、新しいことや自分がやってみたいことにどんどんチャレンジしていけるようになります。

「自分の取り組むことには意味がある」や「自分のために時間を使うことは重要なこと」といったことに気づく鍵は自己重要感が握っているのです。

・相手を尊重したコミュニケーションができる

周囲の評価に一喜一憂することなく、自分の存在は重要であると思えると、必要以上に自分と周囲を比較する必要がなくなります。

周りとの比較や評価に捉われず、自然な振る舞いが当たり前になることで、他者を許し受け入れる余裕が生まれます。
他者を受け入れ、1つ1つの事柄に評価を下さなくなることで、人を見下すことが無くなっていきます。

結果として、相手を大切にしながら接することができ、余計な波風を立てることなく、相手とのコミュニケーションがより円滑になっていきます。

・相手の長所を素直に認めることができる

自己重要感が高まることは、自分を許容することにつながっていますが、その先で他者を受け入れることもできるようになっていきます。

他者との比較をしないため、「あの人は〜な特徴がある」や「〜の作業が得意なんだ」と相手のことを素直に認めることができます。
また、自己重要感のポイントとして、相手の自己重要感を満たすことが、自分の自己重要感もさらに満たすことにつながっています。

自分と相手のどちらかのみを許容するのではなく、お互いを許容することができているからこそ、自分の大切さに実感を持てるのです。

自己重要感が低い人の特徴

一方自己重要感が低い人には次のような特徴が見受けられます。

・自信がなく、消極的になる
・失敗を自分の責任だと背負い込んでしまう
・相手を下に見たり、故意に傷つける発言をする

それぞれについて、また個別に見ていきましょう。

・自信がなく、消極的になる

自己重要感が低いということは、自分の存在が大切ではないと強く思ってしまっている状態です。
幼少期から「才能がない」や「何もできない」と言われ続けたり、上司から否定的な言葉をかけられ続けられると、自己重要感は低くなってしまいます。

否定が重なり続けると、自分の存在を大切にすることができなくなり、行動を起こす事自体に意欲を持てなくなってしまいます。

「何をしてもどうせ失敗する」や「またダメ出しをされるかもしれない」と思ったままでは、ポジティブな思考は生まれません。

・失敗を自分の責任だと背負い込んでしまう

自己重要感が低くなってしまうと、どうしても考えがマイナスになっていってしまいます。

自身に責任がないことでも、「自分がもっとやれていれば」や「能力が高ければ」と自分を攻撃するような思考に陥ってしまいます。

他者と比較されることが多い。
あるいは、成果について思ったような評価を得ることができない環境が当たり前になってしまうと、過度な自己批判につながってしまうのです。

・相手を下に見たり、故意に傷つける発言をする

自己重要感が低いと、意識せずともネガティブな言動が目立つようになってしまいます。

自分に対してネガティブな言葉を向けてしまうと、自分の価値を高めるために、相手の価値を下げる言動を発してしまう可能性があります。

相手を中傷したり、否定することで自分の自己重要感を満たそうとするのですが、周囲にマイナスな影響を与えることは間違いありません。
そして、仮に自己重要感が一度高まったとしても、「自分を大切だと思う」という根本の解決にはなっていません。

そのため、すぐに自己重要感は低くなり、また他者否定を繰り返してしまうのです。

自己重要感の落とし穴

自己重要感が高まると、メリットを得ることのできる場面は多くあると思います。

しかし自己重要感を高めていく過程を誤ってしまうと、思わぬ方向に進んでしまうこともあるので、注意してください。

他者のみから自己重要感を得るのは危険

自己重要感を外に求めるのは非常に効率的です。

他者に認められたり、評価されることが嬉しいと感じ、さらに高いモチベーションで次の行動に移っていくことができるようになります。

しかし、本来手にしたかったものは行動の先の変化や成果であったはずなのに、いつしか認められることが目標になってしまった。

目的と手段が入れ替わってしまい、戸惑いを覚えている方もいるのではないでしょうか?

外部からの評価に頼り過ぎてしまうと、受けていた評価がなくなった瞬間、激しい喪失感に襲われてしまいます。
仕事が変わった、あるいは一時的に職場を休む必要が出た際、生きる意味を見失ったように感じてしまうかもしれません。

たとえば、

・勉強・仕事ができる・収入が〜くらいある

・一等地に住んでいる

というような、他人との比較で自己重要感が満たされている状態は、重厚な仮面や鎧を何重にも纏っているといえるかもしれません。

纏っているものがなくなってしまうと、途端に自信を失ってしまうかもしれません。
あるいは価値があると思っている部分に対して、中身の自分には価値がないと潜在的に感じている可能性もあります。

どんな手段を使ってでも現状を保つため、他人を攻撃したり、自分の価値を認めてくれる人だけを集めてしまったりしてしまうかもしれません。

本来の自分の価値を無価値だと判断してしまい、自らを攻撃してしまうことも考えられます。
自己重要感の指標を外部に頼り過ぎてしまうと、転じて自己肯定感の低下につながってしまうこともあるので、注意が必要です。

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自己重要感を高める方法

自己重要感はどうすれば意識的に高めていくことができるのでしょうか?

ここでは、自己重要感を高める方法を4つご紹介します。

がむしゃらに取り組むのではなく、ポイントを理解し、効率的に自己重要感を高めていきましょう。

相手の自己重要感を満たす

アメリカの作家デール・カーネギー氏は自身の著書「人を動かす」の中で、自己重要感について

他者を満たすと自分も満たされるが、他者を低下させると自分も低下する

デール・カーネギー(2016). 人を動かす 創元社

と述べています。

カーネギー氏の言葉をそのまま理解すると、相手の自己重要感を満たすことは、自身の自己重要感を満たすことにつながると考えられます。

相手に自分の価値や存在感を示したいとき、一方的に自分の能力や価値観・経歴・成果を伝えても信頼関係を築くことは困難です。
信頼関係を築いていくうえで重要になってくるのは、相手を最優先で尊重し、理解者であることを示し続けることです。

相手に「この人は自分の話を聞いてくれる・理解してくれる人なんだ」と受け取ってもらうために、

・相手と視線を合わせる・相槌を打つ

・相手の発言を復唱する

といった姿勢で臨むと効果的です。

カウンセリング方法としては「傾聴」と呼ばれていますが、細かい心がけで相手からの信頼感を得ることができます。
自己重要感を満たしてくれる相手に対して人は好感を持ち、存在感も高まっていきます。

相手の中での存在感が高まっていくことで、結果的に自分の自己重要感が高まっていくのです。

おはようございます☺️【自己重要感を持たせる】昨日の読書会で「自己重要感」について話題になった。カーネギーの『人を動かす』でも書いてあるのを思い出して読み返した。

誰もが他人から尊敬されたい、認められたいと思うもの。素直な気持ちをもって、相手の自己重要感を高めていきたいな✨

— みっこ@オンライン読書会 (@1116Mikko) April 6, 2021

他者に貢献する

オーストリア出身で、心理学の世界ではユングやフロイトと並んで称されるアルフレッド・アドラーは

自分が幸福だと思えるためには、誰かに貢献できていることが重要

アルフレッド・アドラー

であるとしています。

アドラーが指している「誰か」とは人物だけとは限りません。
人だけではなく、地域や社会への貢献も含まれます。

自分が社会に貢献できていることが実感できると、自分という存在が必要とされていることを認識できるようになります。
必要とされているという感覚を持つことが、個人の承認欲求を満たし、自己重要感につながっていきます。

自己重要感を高めていくうえで、誰かのためになっていることや貢献できていることは非常に大切な要素なのです。

誰かに貢献するための具体的な方法の1つに、ボランティアに参加することが挙げられます。
ボランティア活動は自分の注いだ時間的リソースや人的リソースが、利益獲得につながるものではありません。

自分のためではなく、誰かのための行動であり、外部に貢献できているという実感を強く得ることが出来ます。

自分の価値を強く実感できるため、結果として自己重要感が高まっていくことにつながることが期待されます。

感謝の日記を書く

自己重要感は、他者と自分を比較してしまうことが原因で、下がってしまう可能性もあります。

解決のためには自分は自分、他人は他人と割り切ることが必要なのですが、そう簡単に割り切ることのできるものではありません。

他人の目や外部の評価は気になるものですし、どうしても今の自分と他者を比べてしまいがちです。
ですから、他人よりも今の自分に注目する意識づけが大切になります。

その際、ただ自分を見つめるのではなく、感謝の気持ちを持つことで他者と自分を比べることが少なくなり、より自分に注目できます。
現状の状態や現在の環境に感謝することで、他者と比較されたとしても、過剰に落ち込んだり失望したりすることが少なくなります。

視覚的に確認できることや後から振り返りができることを考えると、日記をつけることが効果的です。

初めは感謝の理由や言葉を探すのが難しいかもしれませんが、取り組みを意識的に続けていくと、見つかるようになっていくはずです。

セルフトークを意識的に変える

セルフトークとはいわゆる私たちの「心の声」です。

心の声は、意識に上がってくるものもありますが、ほとんどが無意識的に発せられていて、意識に上がることはありません。

意識に上がることの少ないセルフトークを1日に4万〜6万回ほど私たちはしているといわれています。
意識に上らないセルフトークの内容はどのようなものなのでしょうか?

簡単に確認する方法としては、瞬時に出てきた自分の言葉で判断することが出来ます。

たとえば、成果や結果を褒められた時、素直に

・「ありがとうございます!」

というような言葉が出てくる人は、普段からポジティブなセルフトークが行われると考えられます。

逆に、

「いや、そんなことありません・・・」

と素直に賛辞を受け取ることが出来ないような方は、ネガティブなセルフトークが習慣になってしまっている可能性があります。

セルフトークの内容はそのまま私たちの中で積み重なり、セルフイメージを形作っていきます。
ポジティブなセルフトークでは高い自己イメージや自己評価を下し、ネガティブなセルフトークであれば、低い評価を与えてしまうでしょう。

自己重要感を高めるためにはセルフトークを意識的に変えていく必要があります。
まずファーストステップとしては、セルフトークを意図的に意識に上げることから始める必要があります。

意識することが出来なければ、変えることもできないので、常に「今自分が何を言っていたか」と振り返る習慣をつけましょう。
意識することができれば、セルフトークの内容を変えていくことが出来ます。

良いところに意識を向けるようにして、声かけすることができれば、セルフイメージも高まり、自己重要感も上がっていくことでしょう。

相手の自己重要感を満たすと人間関係がうまくいく理由

私たちは、自分の体験したことや感じたことを他の誰かに伝えたいと、無意識に望んでいます。

自分の見たことや感じたことを伝えることで、他者に共感してもらいたいと思っているのです。
他者からの共感を得ることができたということは、その人や外部環境に自分の価値を認めてもらえたこととなります。

自分の価値を認めてもらうことができると、自分の存在感や社会での重要さを、より強く認識できるようになっていきます。
自身の存在の価値を認識していくことが、結果として自己重要感が満たされることにつながっていくのです。

相手の自己重要感を満たすことによって、お互いの信頼関係が築かれていき、コミュニケーションが円滑に進んでいくことになるのです。

相手の自己重要感を高める方法

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自身の自己重要感も大切なことですが、立場によっては相手の自己重要感を高めていかなければいけない方もいるのではないでしょうか?

最後に他者の自己重要感を高める方法を4つご紹介します。

周囲の人の自己重要感も高めていき、より良い人間関係の中で仕事やプロジェクトを進めていきましょう。

傾聴力を高める

「傾聴」という言葉をどこかで耳にした方もいらっしゃるかと思います。

傾聴が意味しているものは相手の話をきくことなのですが、同じ「きく」という言葉でも、「聞く」と「聴く」では意味が異なります。

一般的な「聞く」とは、自然と耳に入ってくることや音を耳で感じ取り、情報として理解するという意味合いで使われます。

対して傾聴は「聴く」という表し方が当てはめることが出来ます。
「聴く」は「心を落ち着けて、相手に意識をしっかり向けながら、話を真剣に耳に入れるという意味を持っています。

ただ聞こえてくるから意識に入れているのか、自分から積極的に聴こうとするのかでは、「きく」際の態度が全く異なります。

相手に心を開いてもらい、本音のコミュニケーションをとっていくためには、傾聴の姿勢が必要不可欠になってきます。

傾聴はやろうと思い立ったとしても、すぐにできるようになるものではありません。
毎日意識的に取り組み、自分の傾聴力を高め、お互いが本音でコミュニケーションをとることで、相手の自己重要感は上がっていきます。

積極的に質問する

会話を行うことだけでも、人の感情はマイナスからプラスに変化します。

相手に話を聴いてもらって、自分の意見や考えを認めてもらうことができれば、安心感や充実感を得ることが出来ます。
他者に受け入れてもらうことができれば、本人の自己重要感は高まっていきます。

しかし、何もしなくては相手の発言を引き出すことは難しいでしょう。
質問をするということは、相手に「私はあなたに興味があります」というメッセージになります。

さらに、こちらから質問を重ねていくことは、相手が発言しやすい環境を作るための有効な手段となります。

良質な問いかけとは、相手の自己の重要感を満たすこと。何がその人にとって自己の重要感を規定しているのかに早めに気づき、そこに本人自身が深い洞察を得られるような問いかけをする。決して褒めるわけではない、自分自身で発見や深掘りをしてもらえるように働きかけ、ただ一緒に面白がるだけでいい。

— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) April 6, 2021

本音で、相手に優れているところを伝える

相手の話を聴いていたとしても、そのさきで頭ごなしに批判をしたり評価を下してしまっては、相手の自己重要感は高まりません。

相手がどういった特徴を持ち、どの面が強みであるのか具体的に伝えてあげることで自己重要感は上がっていきます。
ただ、相手の特徴を見つけるためには、相手を注意深く観察することが必要です。

コミュニケーションを図るために、ただ言葉の上で褒めるだけではなく、本気で相手に興味を持ち伝えることが重要になります。

名前を呼ぶ

単純に思うかもしれませんが、個人の名前を呼ぶことはとても人間関係の中でとても重要な要素になります。

たとえば、単純な挨拶でも「こんにちは」と話しかけられることと、「〇〇さん、こんにちは」と話しかけられること。
どちらがより印象が良いでしょうか?

自分の名前を呼ばれると、人は「自分は大切にされている」と感じることが出来ます。

大切にされているという感覚は、自己重要感の向上にそのままつながっていくのです。

まとめ:自己重要感を理解し、ワンランク上のコミュニケーションを取ろう

いかがでしたか?

自分の自己重要感をあげることと、相手の自己重要感をあげることで受けることのできるメリット。
そして、自己重要感をあげるための方法について、少しでも参考にできる点があったでしょうか?

人はすぐに変わることはできませんが、時間をかけることで確実に好循環を生んでいくことができるでしょう。

日常から意識的に取り組み、より良いコミュニケーションを築いていきましょう!

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